FreeBSD QandA 717

FreeBSD QandA

Q. X の背景に画像を表示する(いわゆる「壁紙を貼る」)には?

A. X では背景の部分をルートウィンドウと言います。
   ルートウィンドウに画像を表示するには いくつかの方法があります。

    (1) xsetroot を使用します。(XBM ファイルに対してのみ使用できます。)
          % xsetroot -bg DarkSlateBlue  -bitmap hoge.xbm
        などとします。ここで -bg DarkSlateBlue は背景色が「深い青色」に指定
        しています。

    (2) xv (port/package が用意されています) を使用すれば、
        bmp、pixmap(.xpm等)、jpeg(.jpg等)、gif、xbm、tif、その他標準的な
        画像ファイルを、そのまま壁紙とすることができます。
        ただ敷き詰めるだけなら
          % xv -root -quit ファイル名
        xv には、多くの option がありますので、(cf./usr/X11R6/share/doc/xv/xvdocs.ps)
          % xv -root -maxpect -quit ファイル名 
        で、縦横比を保存したまま最大拡大。
          % xv -rmode n -quit ファイル名 
        で、n は、0-9で、タイリングの仕方のバリエーションなどが楽しめます。

    (3) ImageMagick(port/package が用意されています) にも、
        同様のコマンドが用意されています。
          % display -window root hoge.jpg
        で、タイル状に。
          % display -window root -backdrop -foreground black hoge.jpg
        で、周りを黒(black)にして、画像を中央に表示します。

    (4) xpmroot または sxpmroot を使用する場合。(XPM ファイルに対して使用)
          % xpmroot hoge.xpm
        または
          % sxpmroot hoge.xpm
        とするだけです。xpmroot は、X window manager の一つである 
        fvwm2 の package に含まれています。sxpmroot は
          <URL:ftp://ftp.eos.hokudai.ac.jp/pub/X11/contrib/misc/sxpmroot/>
       で入手可能です。 

    (5) その他 xloadimage(packages または、ports の x11/xloadimage) や
        その派生の xli(packages または ports の graphics/xli)でも
        ルートウィンドウに画像表示が可能です。対応している画像形式
        およびオプションについては、それぞれ xloadimage(1)、xli(1) を
        ご覧下さい。

   ルートウィンドウを color にすると X の色数によっては、きれいに発色しない
   場合や、netscape のような色を多く必要とするアプリケーションを後から
   起動すると、色が足りなくなることもあります。

間違い・追加情報を見付けた場合は、 修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで お知らせください。