FreeBSD QandA 274

FreeBSD QandA

Q. FreeBSD 終了時に自動で電源を切ることが出来ますか。

A. 多くのノートパソコンや apm BIOS と ATX 電源を持つマシンなら可能です。
     1. BIOS 設定で APM を有効にします。
     2. (まだインストールしていなければ) FreeBSD をインストールします。
     3.a kernel に apm device が組み込まれていない場合には apm device が
        有効になるように kernel を作り直します。
        例えば、3.4-RELEASE の (i386 platform の) GENERIC では

        device    apm0    at isa? disable flags 0x31

        となっていますので、下記のように、disable を削除し、flags を 0x20 
        とします。flags の意味について詳しいことは LINT もしくは
        /usr/src/sys/i386/include/apm_bios.h を参照して下さい。

        device    apm0    at isa? flags 0x20

     3.b GENERIC kernel のように apm が組み込まれているものの無効になって
        いる場合には apm が有効な状態で起動されるように設定します。これは、
        起動時に USERCONFIG (boot -c) にて行なうか、kernel.conf に apm を
        有効にする記述を加えます。
        また、flags で 0x10、0x11 (またはいずれかと OR をとったもの) が指
        定されている場合も、これを外す必要があります。

   [4.0-RELEASE 以降で GENERIC kernel の場合]
     3.a /boot/kernel.conf に
         enable apm
       を追加します。
     3.b /etc/rc.conf に
         apm_enable="YES"
       を追加します。これは /stand/sysinstall を起動し、
       メニューの Configure/Startup/APM のトグルをオンにすることでも
       可能です。
     4. shutdown -p で電源が切れます。

   [3.1-RELEASE 以降の場合]
     3. /etc/rc.conf に
         apm_enable="YES"
       を追加します。これは /stand/sysinstall を起動し、
       メニューの Configure/Startup/APM のトグルをオンにすることでも
       可能です。
     4. shutdown -p で電源が切れます。

   [2.2 系列の場合]
     3. PAO を持って来てドキュメントに従ってインストールします。
        shutdown コマンドが新しくなり、kernelも入れ替わります。
     4. shutdown -x で電源が切れます。

     2.2.8 で pccard は使わないという場合には 
       * shutdown コマンドに対する patch
         <URL:http://motoyuki.bsdclub.org/data/FreeBSD/TP530Cs/apm-pao19981225-sbin.patch>
       * kernel の apm デバイスに対する patch
         <URL:http://motoyuki.bsdclub.org/data/FreeBSD/TP530Cs/apm-pao19981225.patch>

       を当ててコンパイルする、という方法もありますが、ドキュメントが
       整備されていないため、**AS IS** で利用してください、ということです。

   尚、3.0-RELEASE をお使いの場合は新しい RELEASE にバージョンアップする
   のが最も楽な方法でしょう。

間違い・追加情報を見付けた場合は、 修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで お知らせください。